高橋卓志さんが僧侶になられた経緯やお寺や葬儀に思うこと【NHKプロフェッショナル】

こんにちは、やじです。

2018年12月17日のプロフェッショナル仕事の流儀では、長野県神宮寺の僧侶・高橋卓志さんが特集されますね。

お寺や仏教、お坊さんの問題って、現代社会のふれてはいけない闇だと思いませんか?

ちょっと前に、アマゾンでお坊さんの出張サービス「お坊さん便」が出現して、定額で法要や戒名などをつけてくれたりするサービスが出てきて、もめていたことを思い出しますね。

それに、最近ではお寺ではない納骨堂の台頭も著しいです。

私は信心深い方なので、御墓参りや仏壇にお線香をあげることを欠かしません。それに、お坊さんの存在だって、ありがたいと思っています。

でも、御墓参りに行った時に、私と同じくらいの年の若い住職が高級車に乗っているところを見たりすると、「なんだ、こいつは…坊さんって、こんなやつがなるのか」って思います。

それに、ほとんどの場合は世襲です。

仏教に目覚めたり、仏教を志したり、誰かを助けたいと思ったりした人がなる職業ではなく、父親がそうだったから…という理由で世襲される…。しかも、そこに女性は殆どいない。。

ツラツラと闇の部分を書きましたが、こんな現状の中、そのしがらみを取っ払ってお寺や僧侶の本当のあり方を探求している高橋さんのことを知りました。

番組のあらすじによれば、高橋さんの神宮寺の葬儀は、故人を心から送りたい気持ちがこもった葬儀のようですね。

12月17日のプロフェッショナル、必見です。
ここでは、プロフェッショナルを見る前に、高橋さんの情報を調べたことをまとめておきます。

1 高橋卓志さんの経歴と僧侶になられた経緯
2 僧侶・高橋卓志さんが住職を務める神宮寺とは
3 ケアタウン浅間温泉について
4 高橋卓志さんの著書について
5 高橋卓志さんが導き出したお寺とは、僧侶とはの答え
6 葬式やお寺について
7 やじまとめ
8 プロフェッショナル仕事の流儀を見ての感想

1 高橋卓志さんの経歴と僧侶になられた経緯

出典:http://www4.nhk.or.jp

高橋卓志(たかはし たくし)さん

神宮寺住職
1948年生まれ 69歳
長野県出身
龍谷大学および龍谷大学大学院でインド史学を専攻
1975年より神宮寺副住職を経て現職
龍谷大学客員教授

高橋住職、高橋和尚、高橋さん…。

おそらく、高橋住職と呼ばれるのは本望ではない気がしますし、何と呼んだら失礼に当たらないのかがわからないので、ここでは敬称を「さん」とさせていただきます。

高橋さんのお父さんは、勇音住職という神宮寺の住職さんだったそうです。

しかも、禅宗の有名なお坊さんだったようですね。その一人息子として生まれた高橋さんは、第3者から見たら「お寺を継いで当たり前」の存在。

しかし、高橋さんは継ぐのが嫌だったそうです。

なぜなら、学校で「寺の息子は葬式ばっかりやっていて、人が死んだら儲かるね」なんて言われたり、先生方からも「お前がお寺を継ぐしかないよな」みたいに言われるから。

人の苦しみで生活していくことが嫌で、お寺から脱出することを目的に、勉強を頑張っていたそうです笑

大学時代に競技スキーをされていて、結構な成績を残されていた高橋さんは「これで食っていけるかも…」と考えたそうですが、競技スキーをするためには道具を買わなければならない。アルバイトではどうにもならない金額だったみたいですね。

そこでお母さんに「お寺を継ぐから、お金ちょうだい」となったそうですね笑

高橋さんは、住職の仕事だけでなく「NPO法人ケアタウン浅間温泉」「日本チェルノブイリ連帯基金」「松本いのちを考える会」「松本南無の会」に携わるなど、幅広い活動を展開されています。

2018年4月末でご住職を「事実上」引退されており、現在は、龍谷大学で教壇に立ったり、タイのチェンマイで自ら学ばれたりと忙しい日々を送っているそうです。

2 僧侶・高橋卓志さんが住職を務める神宮寺とは

出典:https://www.nagareki.com/

正式名称 臨済宗妙心寺派 医王山神宮禅寺
住所 390-0303 長野県松本市浅間温泉3-21-1
ホームページ
http://www.jinguuji.or.jp/index.html

詳しいことは、あまり書いてありませんでしたが、「1292年に円空が神宮寺にて大般若経の写経を行い、浅間社(現在の御射神社)に奉納」と紹介しているサイトがありましたので、相当な歴史があるようですね。

真言宗で、のちに臨済宗建長寺派、現在の宗派と移り変わったとありました。

3 ケアタウン浅間温泉について


出典:http://caretown.org/

NPO法人ケアタウン浅間温泉
ホームページ http://caretown.org/
〒390-0303 長野県松本市浅間温泉3-31-28

高橋さんは、「住職」のことを「十職」と呼んでいた時期があるといいます。

今のように、普段はお寺にいて、お葬式や法要などのセレモニーを執り行うだけの存在ではなく、地域のために何でもやる、10の職をする人という意味なんだそうです。

そんな高橋さんは有言実行、様々な地域プロジェクトや活動をされているわけですが、その中でも「ケアタウン浅間温泉」を作ったのがすごいなぁと思いました。

2001年に、浅間温泉の老舗旅館「御殿の湯」のご主人から「旅館をやめようと思うけど、何かに利用できないか?」と相談を受け、有志の方々と何度もプロジェクト会議を開催して、2年後にケアタウン浅間温泉を立ち上げられたそうです。

お風呂の改修などに4000万円かかったそうですが、NPOでありながら、これだけの金額を銀行から借りられたのはすごいですね。

現在では、通所介護サービス「御殿の湯」、訪問介護サービス「訪問介護ケアタウン東御殿の湯」、居宅介護支援「ごてん居宅介護支援事業所」、調理・宅配サービス「ごてんのごはん」など、幅広いお年寄り支援を展開されています。

4 高橋卓志さんの著書について

高橋さんは、数多くの書籍を出版されていますが、ここではいくつかだけご紹介したいと思います。

さよなら仏教

寺よ、変われ

生き方のコツ 死に方の選択

5 高橋卓志さんが導き出したお寺とは、僧侶とはの答え

高橋さんは、著書「寺よ、変われ」という書籍を出されている通り、お寺のあり方、仏教のあり方に常に真摯に向き合われてきました。

お寺の近代化や檀家制度の廃止、世襲の廃止などを公言され、実際にそれを実施されてきました。(神宮寺の後継者も谷川光昭さんに決定しているように、ご自身でその通りに行動されています。)

高橋卓志さんが仏教とは、僧侶とはという疑問に対して導き出した答えについて、著書「寺よ、変われ」にある一節をご紹介させていただきます。

「社会に起きている、あるいは起きようとしているさまざまな『いのち』にかかわる難問(四苦)にアクセス(接近)する。そしてその難問に対して、支えの本性(利他心)を発動させ、四苦に寄り添いながら、課題の解決を図っていく、という役割を担うのが坊さんであり、その拠点として寺がある」

全てのお坊さんが、このような考え方で行動してくれれば、この世の中は変わると思いました。

6 葬式やお寺について

仏教やお寺、お坊さんという存在がここまで社会に溶け込んだのは、「社会に必要とされたから」だと思います。

人間が絶対に逃げられない、生・老・病・死という苦と向き合い、その苦しみを乗り越えるためには、仏教の教えが必要だったんだと思います。

この仏教の教えを、法話や説法という形でお寺で定期的にお話しして、そのありがたいお話しをしてくださるお坊さんを支えるために檀家さんができて、敷地やお寺を檀家さんや時の権力者の方々が建ててくれて…という感じでしょうか。

でも、今はどうなんでしょう。

私は個人的に、お寺での法話や説法には行ったことがありませんし、死生観や人生の1回性などは、書籍やインターネットで学ぶことができます。

お坊さんやお寺が必要な理由は、お葬式のため、お墓のため、そんなところじゃないでしょうか。

それ以上の意味を感じていない人が多いから、お坊さん便や納骨堂のサービスが台頭してきたものと思います。

戒名や墓地の値段、お経をあげてもらう時の寄付の金額や、お坊さんによっては送迎までしなければならない…。

お坊さん便や納骨堂なら、こんな煩わしさはありませんからね。

とにかく、高橋さんが警鐘を慣らされている通り、このまま、このシステムが未来永劫続くことはないと思います。お寺とは何か、お坊さんとは何か、真摯に向き合わないと、業界自体が危ないかもしれませんね。

7 やじまとめ

ということで、高橋さんのような本質的な行動をされるお坊さんが一人でも多く増えてくれることを願いながら、最後とさせていただきます。

僧侶としての仕事と、お寺の経営。切っても切り離せない部分があるため、どうしてもある程度のお金をもらわないと成り立たないでしょうし、寄付文化のない日本では、お金を集めるのは大変なのかもしれません。

高橋さんのように覚醒したお坊さんが、何か、答えを示してくれることを期待したいと思います。

それでは、これで失礼します。

〜参考にさせていただいたサイト〜

私の山歩きと旅

浅間温泉・神宮寺

浄土真宗 本願寺派 総合研究所

院家日記

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